社員のコラム2002年10月号
海老沼 優文
2002年は大企業の不祥事が相次いだ年であった。
特にY印乳業・N本ハムなど「食」に関わる企業の安全管理のずさんさが問題になったが、
中でも施設内の飲料水に工業用水が混ざっていたことが発覚したことに始まった
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の事件が私にとって一番ショッキングな事件であった。
レストランでは品質安全期限を過ぎた食材を調理したり、
一部アトラクションでは安全基準を超えた量の火薬を使用したりと
次から次へと不祥事が明るみに出たことはまだ記憶に新しいところである。

私は無類の映画好きである。特にハリウッド映画は大好きである。だから私はUSJが好きである。
USJファンの私の場合、「子供が病原菌のある水を飲んだかもしれない・私は腐った肉を食べたかもしれない・
ウォーターワールドの火薬で家族が危険にさらされていたかもしれない」と思っていても
事件発覚当初の個々の不祥事については
当然のことながら改善され二度と同じ問題は起こさないだろうとUSJへの採点は辛くはなかった。
しかし事件発覚後の出資者同士の責任の擦り合いには、
多くの人がそうであったようにさすがの私も怒りを覚えた。

USJスタッフの中には映画が好きで映画に関わる仕事がしたくて頑張っている方々が少なくないと思う。
事件直後の来場者数は激減したようだが今は再び回復に向かっていると聞いている。
普通だとこんなに不祥事を起こしている企業が運営している施設など行きたくないと思うのだが
やはり映画ファン・ハリウッドファンにはたまらないテーマパークなのだ。
私は無責任なTOPよりもこういったスタッフの方々に期待をし、
スタッフの方々にはこんなUSJファンがまだいるということを肝に銘じて
安心して楽しめる施設を目指していって欲しいと思う。


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