大人げない?
2001年10月号(2002年4月掲載)
海老沼 優文
超繁忙の年度末を乗り越え、しばらくろくに相手をしてやれなかった子供たちへのサービスと自分のリフレッシュを兼ねて、3月31日久しぶりにディズニーランドに行って来ました。「シー」がOPENしているにもかかわらず相変わらずメチャ混みの「ランド」での一コマです。

門の外まで列ができていた(待ち時間の表示は30分)ホーンテッドマンションに並んでいた時のこと。
2列程度に整然と並んでいる門の内側とは異なり外側は4列で並ぶよう案内がされていた為に少し崩れた列となっていました。
門に近づくにつれ幅が狭くなりキツく感じるようになってきたところで後ろからグイグイと押され始め、後ろを見ると人を押しのけ前に出てくる子供(10歳位)たちがいました。
私たちを通り越したあたりですし詰め状態となりその子供たちの進路は妨げられ立ち往生していたのですが、すると私の真後ろでどうみても関●人の母親らしき人たちが、一緒にいたもう少し小さな子供(5〜8歳/前にいる子供たちの妹・弟と思われる)たちに「なにボケボケしとる。お姉ちゃんたちみたいにスルスルッと行かんかい!」と言い始めました。私はなんとせせこましい人たちだろうと思い振り返りその集団を見ると母親と子供の3家族ぐらいの団体でした。
私も負けじと(なんて大人げない...)ガードをしはじめたのですが、なんとその集団は先遣隊の子供を先頭に両肩をつかまり合って一列の隊列を作り突き進んで行ってしまい見えなくなっていきました。
私はどうしてもあの集団に勝ちたいと思い、門の内側に入り整然と並び始めたところで30人程前方に敵の(いつの間にか敵になっている...)位置を確認し作戦を練りました。
ホーンテッドマンションはご存じの方も多いと思いますが、施設内に入ると前室1(壁に掛けてある肖像画がだんだん骸骨に変わっていくところ)→前室2(部屋が伸びていくような錯覚を起こすところ)→搭乗口という順番になっているのを利用し「勝負は前室2にあり」とし実行に移しました。
まずは同じグループで入場できないと勝負にもならなかったのですが運良くギリギリ同じグループで前室1に入ることができ前室2への開門を待ちました。ここで、前室2には2種類(A・B)あり内容は全く同じなのですが搭乗口への出口の位置がAとBで左右反対だったのを思い出しマズイ!と思いましたが、建物の構造を考え過去の経験をふまえ一つの法則を導き出しました。
それは前室2A(前室1からのドアが肖像画の左)の場合搭乗口への出口は右側、前室2B(前室1からのドアが肖像画の右)の場合搭乗口への出口は左側というものです。
私たちは今回前室2Bに入ることになり部屋の左側に陣取りました。いつもならアッという間に終わるこの部屋もメチャクチャ長く感じ開門を待ちました。
そして部屋が悲鳴とともに真っ暗になったあと開いたのは私の真後ろの壁でした。ここ数年来感じることのなかった達成感と充実感(本当に大人げない...)が込み上げ思わず「ヨシっ」と声を上げてしまいました。
このあとの見慣れた幽霊たちの舞踏会がいつもより楽しく見れたことはいうまでもありません。

皆さん、一列縦隊の関●人一行と私、どちらが大人げないと思いますか?