東北自動車道栃木インターから山奥へ車で約30分。左右の山がぐ〜んと迫ってきたところが私が生まれ育ったいなかです。
家から数キロ先は国有林となり、道が途切れてしまうという恐ろしいところです。
狭いところでは山・川・道路そして山と両手を広げれば左右の山に手が届いてしまいそうな場所さえあります。
最寄り駅までバスで1時間。現在では直通の便もなく、途中で乗り換えが必要なのだそうです。
高校時代自転車通学をしていたときは、行きは下りなので約1時間、でも帰りは反対に上りが続くので1時間半以上もかかってしまいました。しかも北関東の夏は雷のメッカということもあって雷雨にあうこともしばしば、冬は強い北風(からっ風)が真正面から吹いてくるので本当に辛かったなぁ。
都会から遊びに来た人たちが「静かで良いところだね」などといわれと「こんなとこは人間の住む場所じゃねぇや」と思ったものでした。

大都会?の葛飾区で暮らす現在。子どもたちはいなかへ行くのがとても楽しみなようです。小六の娘は今年の夏休みの自由研究で、いなかのおばあちゃんに「うどん」と「タンサンまんじゅう」の作り方を教わっていました。
【うどんは手打ちのうどんをナスや茗荷(秋には山で採ってきたキノコが最高)を炒め味噌と醤油で味付けした汁につけて食べます。薬味には庭先の柚をすってちょっと入れるととてもいい香りがします。】
【タンサンまんじゅうは自家製のまんじゅうですが、皮をふくらませるのにタンサンを使うのだそうです。皮にちょっと苦みがあってこれまた旨い。】
私も得意げに手づかみで魚を獲ってみせたり、とんぼの捕まえかたをおしえたりして、「いなかも良いもんだなぁ」なんて思ったりしました。ん、ということは私もすっかり都会人ってことか???

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雲と草