虫歯を放っている人の話


海老沼明治

最近虫歯なのに放っておく人がいる。その人がそのまま虫歯を放置しておくとどんな結末がまっているのか。順をおってみました。

虫歯の進行度はC1〜C4まで段階があります。以下が各々の症状と主な治療法ですが
今回の『虫歯を放っている人』=(以下K氏とします。)はかなり進行していると考えられます。

虫歯の進行度 主な症状 治療法
C1・・・エナメル質までの進行 痛みは殆ど感じられない 削って詰め物をする
C2・・・象牙質という柔らかい部分へ進行 ここから進行が早くなり
冷たいものがしみたりする
削って詰め物をする
C3・・・歯髄といわれる神経にまで及ぶ 温かいものでもしみる 神経を抜く(抜髄)
C4・・・歯髄が死滅し歯が欠け落ちる 不思議と痛みがなくなる 場合によっては抜歯

さらに放っておくと・・・。

K氏は今から約五年程前、歯医者さんへ行き、悪いところを見てもらい全てを直してもらう手筈でした。
しかしながら日々の仕事の忙しさと毎日の飲み会などで歯医者さんへの足取りは次第に遠くなり、
しまいには治療中にもかかわらず通院をやめてしまいました。そこで上記の表の中で着目して欲しいのは『主な症状』の一番下に『痛みがなくなる』とあります。虫歯が一番進行していて痛いはずのレベルC4でなぜ痛みが感じないのか?・・・
それは歯髄(歯の神経)が死滅し、痛みを伝えられない為です。
通常虫歯の進行によってできた穴が目視できるレベルC2まで達すると、一般の人は激しい痛みに絶えかね歯医者さんへ治療に行きますが、K氏は記憶がなくなるまさに酩酊状態になるまで飲むという大のアルコール好き。恐らくは『飲めば痛みも無くなる』といった勝手な判断の元、また帰宅後は、歯も磨かず就寝してしまうという毎日だったのでしょう。虫歯はみるみる進行し、神経は死滅し、歯は欠け落ちた状態にまで進行してしまったようです。

さらに進行すると、歯根が腐り、細菌は顎骨まで達し、歯を抜かなければならなくなります。


K氏の先輩にKA氏という人がいます。KA氏はレベルC4から進行し、抜歯せざるをえず、現在入れ歯生活を余儀なくされている。曰く、かたいせんべいなどを食べるととても痛むという。
ということでこうなるまえにK氏、是非歯医者へ行ってくれ。